「私の般若心経の解釈について」は「その9」でお経そのものの説明は終わりました。小冊子、「般若心経の空とはなにか」と重複するこの内容を何故載せたかと云うと、友人や知人に分からないとか難しいと云われますが、私の解釈についての特徴について何の反応もないからです。どんな小さな書店の棚にもある、色んな人のさまざまの著書とは、明らかに大きな違いがある私の解釈について、賛同にせよ批判にせよ意見がない事は意外であり残念なことでした。
そこでブログに般若心経そのものの解釈をもう一度掲載して、類書とは異なる私の考え方を明らかにしたいと考えた訳です。
私の般若心経の解釈が、類書と異なる点とは次の3つをあげられます。
(1)般若心経を起承転結に区分した事
(2)般若心経の内容はお釈迦さま一代の悟りと教えを語るものでなく、お釈迦さまが入滅されてから、その悟りと教えが800年間にわたり変遷、変様した事情をふまえて、今は知ることのできない神秘的修行者によってお釈迦さまの悟りと教えが説かれたものである事
(3)お釈迦さまを神格化するあまり、お釈迦さまの過去世もその神格化のために神聖視している事を、私は否定した事
以上です。
次回、3点について私の考え方を述べます。