長い間ご無沙汰しております。
本年より再開させていただきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
私は2008年8月、般若心経の解説書「般若心経の空とはなにか」を冊子にしました。その後、2011年8月に前書109ページを31ページに縮めた要約版を発行した。要約版は2014年3月に若干追補して改訂した上、ホームページに全文掲載しております(hhttp://takeda.wnaja.com/)
私の般若心経解説には、これ迄高名な僧侶や学者、研究者などに書かれた解説書には全く見られない特徴があります。
般若心経の結論としての趣旨、意義は変わらないものの、そこへ行きつく過程が全く異なるのです。般若心経を起承転結に分解して、般若心経成立迄のお釈迦さまの悟りの本質「縁起の法」が「空」に至る歴史的展開を踏まえた上で、「空」の意味と意義を明らかにしております。
起承転結とは本来、漢詩の句の並べ方の事です。起句でうたい起こし、承句でこれを承(う)け、転区で趣(おもむき)を転じ、結句で詩を結ぶという形式です。
しかし、現代では文章の構成や物事の順序をいいます。特に文章が起承転結で構成されていると、その趣旨が明瞭となり、文字による伝達の機能が著しく向上します。
般若心経を起承転結に分解して解説したと云うと、従前の類書に親しんできた人は般若心経の宗教的神聖さを損なうのでは、とか、何か奇想天外な論理の展開により般若心経の本来の意味や意義を損なうのではと疑問を持つ人が出てくるかもしれません。と云うより、そうした疑問を持つ人が大半でしょう。
しかし、そうではないのです。ホームページを読んで頂ければ分ります。是非、アクセスして下さい。
これからしばらくの間、私の般若心経解釈をより一層理解して頂けるよう、要約した冊子の内容を補完するつもりでブログに私の考える所を述べていきます。